野菜を切るたびにまな板と包丁を洗うのが地味に面倒だと感じたことはありませんか。三菱電機の冷蔵庫に搭載されている「できちゃうV冷凍」は、そんな悩みに応える機能と言われています。野菜を切らずにそのまま冷凍し、使うときは手でパラパラと砕けるとされているんです。
この記事では、できちゃうV冷凍の仕組みに加えて、搭載モデル「MR-MZ54N」の価格・口コミ、パナソニックの類似機能との違いまで詳しく紹介します。
できちゃうV冷凍の仕組み
なお、三菱電機の公式サイトではこの機能を正式には「できちゃうV冷凍+」と表記しています。この記事では通称として「できちゃうV冷凍」と呼びますが、製品ページなどで確認する際は「+」まで含めた表記で検索すると見つけやすいかもしれません。
できちゃうV冷凍は、約マイナス25℃という低温で食材を冷凍する機能とされています。一般的な家庭用冷凍室よりも低い温度でじっくり冷凍することで、食材の組織が細かい状態のまま凍り、手で簡単にほぐせる状態になると紹介されています。この技術は、広島大学との共同研究に基づいて開発されたとされており、家庭の冷蔵庫としてはユニークな発想の機能と言えそうです。まな板や包丁を使わずに、袋に入れたまま手でパラパラと崩せるのが最大の特徴なんです。
家庭用冷凍庫の一般的な設定温度はマイナス18℃前後とされることが多く、できちゃうV冷凍が採用しているとされる約マイナス25℃は、それよりもさらに低い温度帯です。低い温度で急速に凍らせることで、食材内部の水分が大きな氷の結晶になりにくく、繊維や組織を壊しにくいとされています。これが、手でパラパラと崩せる食感につながっていると考えられます。
野菜を切らずに冷凍できるメリット
料理のたびに野菜を刻む手間を減らせるのは、忙しい人にとって嬉しいポイントですよね。使いたい分だけ手で崩して鍋やフライパンに入れられるので、洗い物も減らせそうです。余った野菜を早めに冷凍しておけば、傷んで捨ててしまう食品ロスの削減にもつながると考えられます。
食品ロス対策という切り口では、生ごみそのものを減らす家電も選択肢の一つです。野菜くずの処理に悩んでいる方は、[生ごみ乾燥機で夏の臭い・コバエ対策|ダイニチGD-28Aを実際に使った人の口コミと最新モデルを解説](https://noborublog.site/food-dryer-19)もあわせて参考にしてみてください。
たとえば、玉ねぎやピーマンをまとめて冷凍しておけば、炒め物やカレーを作るときに必要な分だけ手で崩して鍋に加えられます。ほうれん草や小松菜のような葉物野菜も、丸ごと冷凍しておけば、みそ汁やスープに使いたいときにサッと崩して入れられそうです。刻む手間がかかる薬味やきのこ類なども、あらかじめ冷凍しておけば、忙しい平日の調理時間を短縮できる場面が増えるかもしれません。
家族構成別に見る、冷凍活用のイメージ
- 単身世帯:野菜を使い切れずに傷ませてしまう、という悩みを持つ人は少なくないはずです。丸ごと冷凍しておけば、使いたい分だけ取り出して調理できるため、一人暮らしでも食品ロスを減らしやすくなりそうです。
- 共働き夫婦:平日の調理時間を短縮したいなら、休日にまとめて野菜を冷凍しておく「まとめ冷凍」との相性がよさそうです。刻む手間がかかる玉ねぎやきのこ類などを冷凍しておけば、平日の調理がスムーズになる可能性があります。
- 子育て家庭:離乳食や幼児食で少量ずつ野菜を使いたい場面でも、必要な分だけ手で崩して使える点は便利に感じられそうです。ただし衛生面には十分注意し、加熱が必要な料理には必ず火を通すことが前提です。
搭載モデルのラインナップと価格
できちゃうV冷凍は、2024年に発表されたMZシリーズから搭載が始まった機能とされています。その後発売された機種にも同様の機能が引き継がれていると紹介されており、決して真新しい発表というわけではありません。とはいえ、食品ロス削減や時短調理という切り口では今も注目され続けている機能です。
搭載モデルの具体例として、三菱電機のMZシリーズ「MR-MZ54N」(容量540L・6ドア・フレンチドア(観音開き)タイプ、幅650mm)が挙げられます。2026年1月23日に発売された比較的新しいモデルです。
| 型番 | 容量 | 目安価格(2026年8月時点) |
|---|---|---|
| MR-MZ49N | 485L | MZ54Nよりやや安価 |
| MR-MZ54N | 540L | 296,800円〜352,000円 |
| MR-MZ60N | 602L | MZ54Nよりやや高価 |
MR-MZ54Nは楽天市場でも複数の家電販売店が取り扱っており、実際に購入できる状態です。省エネ性能については、三菱電機の公式スペックによると年間消費電力量274kWh/年、省エネ基準達成率105%とされており、大容量クラスとしては効率の良い部類に入るようです。運転音の目安は約15dBとされ、就寝中に近くの部屋で使う場合でも比較的気になりにくいレベルと言えそうです。
冷蔵庫は容量やドアの数、設置スペースとの兼ね合いも重要になるため、できちゃうV冷凍+の有無だけでなく、こうした基本スペックも合わせて確認するとよさそうです。なお、三菱電機の冷蔵庫にはMZシリーズ以外にも、JMシリーズやWZシリーズなど、できちゃうV冷凍+に対応した機種が複数存在します。予算や設置スペースに合わせて、シリーズ・型番ごとの違いを比較してみるのもおすすめです。
できちゃうV冷凍 vs パナソニック「はやうま冷凍」を比較
冷蔵庫の「野菜をパラパラに冷凍できる」機能は、実は三菱電機だけのものではありません。パナソニックの冷蔵庫にも「クーリングアシスト(はやうま冷凍)」という急速冷凍機能があり、カットした野菜やきのこ類をパラパラの状態のまま冷凍できるとされています。
両者の違いは冷凍時の温度帯にあります。三菱の切れちゃう瞬冷凍(できちゃうV冷凍の関連機能)は約マイナス7℃で解凍せずに切れる状態を作るのに対し、できちゃうV冷凍はさらに低いマイナス25℃前後まで冷やし込むことで、切るのではなく「手で砕く」ところまで踏み込んでいる点が特徴とされています。
一方のパナソニックのはやうま冷凍は、業務用に近いスピードで一気に冷やし込む「急速冷凍」に強みがあるとされ、霜がつきにくく食材の風味を保ちやすい点がアピールポイントです。つまり、「切らずにそのまま入れて、あとで手で崩したい」なら三菱のできちゃうV冷凍、「とにかく速く冷やして風味や食感の劣化を抑えたい」ならパナソニックのはやうま冷凍、という住み分けになりそうです。日立は冷凍よりもチルド性能(まるごとチルドなど)に強みを持つ傾向があるとされ、冷蔵庫選びでは「どの家事をどれだけ楽にしたいか」で優先すべきメーカー・機能が変わってくると言えます。個人的には、刻む手間そのものをなくしたい共働き世帯には三菱、下ごしらえ済み食材の作り置きを冷凍で長持ちさせたい世帯にはパナソニックの方が体感差を感じやすいのではないかと考えます。
冷蔵庫を選ぶときの視点:容量・ドア数・設置スペース
冷蔵庫の適正容量は、世帯人数によっても目安が変わってくると言われています。一般的には、家族の人数×70L+常備品分100L程度が目安とされることもありますが、あくまで一つの考え方であり、まとめ買いの頻度や冷凍食品の使用量によっても必要な容量は変わってきます。
前述のMZシリーズは、MR-MZ49N(485L)、MR-MZ54N(540L)、MR-MZ60N(602L)と容量違いのラインナップがあるため、世帯人数や買い物の頻度に応じて選びやすいと言えそうです。ドアの数が多いモデルほど、冷蔵室・野菜室・冷凍室などを個別に開け閉めしやすく、開閉時の温度変化を抑えやすいとされています。
一方で、大容量・多ドアのモデルは本体サイズも大きくなりやすいため、設置スペースや搬入経路の確認も忘れずに行いたいところです。MR-MZ54Nの本体サイズは幅650mm×奥行699mm×高さ1,833mmとされており、搬入経路の有効幅(玄関・廊下・扉など)が650mmを上回っているかを事前に確認しておくと安心です。
MR-MZ54Nの口コミ・評判は?
購入前に気になるのが、実際に使った人の口コミですよね。2026年8月時点で価格.comを確認したところ、MR-MZ54Nは発売から日が浅いこともあり、レビュー件数は0件でした(多段階評価は3.6ですが、これはレビュー投稿前の暫定値です)。
そこで参考になるのが、同じMZシリーズの1世代前のモデル「MR-MZ54M」(2024年12月発売)の口コミです。基本的な使い勝手やできちゃうV冷凍+の使用感は近いと考えられるため、購入検討の参考情報として紹介します。
価格.comのレビューでは、ユーザー「hijikigohan」さん(2026年7月22日投稿、総合評価1点)が「冷凍室の開閉音が大きく、実際には複数回の開け閉めが必要になる場面があり、その点で使い勝手が落ちる」と辛口の評価をしています。一方でドアポケットの設計自体は評価しているとのコメントも添えられており、良し悪しが分かれる部分のようです。
もう一件のレビュー(ユーザー名非公開、2025年9月21日投稿、総合評価3点)では、11年前に使っていた三菱の旧型冷蔵庫と比較して「デザイン・使いやすさ・省エネ・機能面は大きく変わらないが、冷凍室の容量はやや小さくなった」という趣旨のコメントが寄せられています。
いずれも辛口寄りの評価点である点には留意が必要ですが、「開閉音」や「冷凍室の容量感」は購入前にショールームなどで実機を確認しておきたいポイントと言えそうです。MR-MZ54N自体の口コミは今後増えていくと見られるため、購入直前には価格.comや楽天市場のレビュー欄で最新の投稿もあわせて確認することをおすすめします。
よくある疑問
できちゃうV冷凍は肉や魚にも使える?
紹介されている情報の中心は野菜ですが、食材によって冷凍・解凍時の適性は異なるとされています。肉や魚に使う場合は、メーカーの案内や食材ごとの推奨される使い方を確認してから試すのが安心です。
一度解凍した野菜を再冷凍してもいい?
一般的に、食品の再冷凍は品質や衛生面の観点からすすめられていないことが多いとされています。できちゃうV冷凍を使う場合も、使う分だけを都度取り出し、余った分は再冷凍せずに早めに使い切るのが基本的な考え方と言えそうです。
通常の冷凍室との併用はできる?
できちゃうV冷凍は専用の機能・スペースを使うとされているため、通常の冷凍室と使い分けながら活用するイメージになりそうです。詳しい運用方法は、対象モデルの取扱説明書や公式サイトで確認するとよいでしょう。
向いている人・向いていない人
向いている人:野菜をまとめ買いして使い切れずに傷ませがちな人、刻む手間を減らして平日の調理時間を短縮したい共働き世帯、540L前後の大容量冷蔵庫を検討していて予算296,800円〜352,000円程度を許容できる人には向いていると言えそうです。
向いていない人:単身・二人暮らしなどで冷蔵庫の設置スペースが限られる人には、540Lクラスは大きすぎる可能性があります。また前モデルの口コミで指摘されていたように、冷凍室の開閉音や容量感に敏感な人は、購入前に実機での確認をおすすめします。できちゃうV冷凍はあくまで野菜が中心の機能であり、肉・魚などあらゆる食材を万能に処理できるという性質のものではない点にも留意が必要です。
まとめ
できちゃうV冷凍は、約マイナス25℃の低温冷凍によって野菜を切らずに手でパラパラ砕けるようにする、三菱電機の冷蔵庫のユニークな機能です。搭載モデルのMR-MZ54Nは価格帯296,800円〜352,000円程度、口コミはまだ少ないものの前モデルの評価からは「開閉音」「冷凍室の容量感」が確認ポイントとして見えてきました。
食品ロスを減らしたい人、調理の手間を少しでも省きたい人にとって、冷蔵庫選びの一つの視点になりそうですね。キッチン家電をまとめて見直したい方は、[パナソニック食洗機NP-TSP2は工事不要のタンク式 賃貸でも置けるか特徴を解説](https://noborublog.site/dishwasher-207)もあわせてチェックしてみてください。搭載モデルや具体的な使い方については、メーカー公式サイトでの最新情報の確認をおすすめします。
容量選びに迷っている場合は「冷蔵庫は何L必要?一人暮らし・二人暮らし・家族別の容量目安」もあわせてご覧ください。
参照情報源:
- 生ごみ乾燥機で夏の臭い・コバエ対策|ダイニチGD-28Aを実際に使った人の口コミと最新モデルを解説
- パナソニック食洗機NP-TSP2は工事不要のタンク式 賃貸でも置けるか特徴を解説
- https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/2077427.html
- https://kakakumag.com/seikatsu-kaden/?id=21550
- https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/reizouko/function/pickup/capacity/
- https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/reizouko/product/mr-mz54n/index.html
- https://kakaku.com/item/J0000049718/
- https://review.kakaku.com/review/J0000046562/
- https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/17164/
- https://item.rakuten.co.jp/try3/4573637027307/


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